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欧米化食品が招く必須脂肪酸バランス比の崩壊

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一般に食物の7~8割は水である。

残りが栄養分として重要なのであるが、
その内訳は、タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、
ミネラルおよび食物繊維などである。

 

この中で脂質に関しては、
食品によってその含有量が大きく異なる。

例えば野菜類は0.1%、鶏卵は11%といった幅がある。

 

脂肪の中身、すなわち脂肪酸組成をみてみると、
動物性食品は一般に飽和および
一価不飽和の脂肪酸が主である。

これらはエネルギー源としての役割を果たし、
使われないと皮下脂肪として蓄えられる。

 

必須脂肪酸バランスをみると、
リノール酸系列に偏っている。

これら動物性食品の脂肪酸も、
餌の脂肪酸組成によって大きく変わってくる。

魚介類、海藻類は
植物プランクトンの食物連鎖にあるので、
αリノレン酸系列が多いわけである。

 

 

脂質が多い欧米食品

戦後、体格を欧米人並みに近づけるための
栄養指導がなされてきた。

その中心は、
タンパク質と脂肪の摂取量を上げることであった。

 

現在、ほぼその目標は達成されており、
若い人の平均身長が過去30年で10センチも伸びた。

この割合でいくと、300年後には平均身長が
2m70cm になってしまうのだろうか。

逆に300年前(江戸時代)には、
子供の身長は70センチ前後だったのだろうか。

まずそのことはない。

 

鎌倉時代の人の骨格も今とほとんど変わりはない。

それほど最近30年における
日本人の身体の変化は大きいのだ。

そして、この変化が食物の変化に由来することは、
ほとんど疑いの余地はないだろう。

 

過去30年の食物の変化をみてみると、
動物性食品と油脂食品が増え、
魚介類や野菜類の量はあまり増えていない。

その結果、脂肪の摂取量は前カロリーの十数%から、
現在の30%近くまで増加している。

また逆に、糖質の摂取量は以前より減っている。

 

欧米での脂肪摂取量は、
全カロリーの40%前後なので、まだ多少の差がある。

しかし重要なことは、
病気のパターンも同時に欧米化していることである。

このことは乳ガンの増加で典型的に示されている。

 

 

一方、必須脂肪酸のバランスからみると、
動物性食品対魚介類の比が上がっているので、
当然、これらに由来する
リノール酸系列対αリノレン酸系列の比も
上がってくると考えられる。

リノール酸系列の増加、αリノレン酸系列の減少が、
各種の慢性疾患の症状を重くし、発症率を上げている。

 

現代の偏食文化

子供の食べ物の好みが大人と違っていることは、
経験的に気づいていることだろう。

子供が食べ物の好き嫌いを
主張できるようになったのは比較的最近であり、
また大人が自分の好みにしたがって、
自由に食べ物を選べるようになったのも最近である。

 

歴史的には、それまで大多数の日本人は、
腹いっぱい食べることのみで精一杯であった。

また子供の好みは、
”魚離れ”と”野菜嫌い”で特徴づけられている。

このように鳥獣肉類の摂取が多く、
魚介類と野菜の摂取が少なくなると、
ますます飽和・一価不飽和脂肪酸および
リノール酸系列の摂取が増え、
αリノレン酸系列の摂取が減ることになる。

 

 

子供の野菜嫌い

戦後、野菜類のビタミン C を
加熱によって減らさないように、
生野菜を食べることが勧められた。

確かに、洋風料理の皿に盛られた野菜は
キレイに見えるが、ほとんど飾りのようにみなされる。

子供が野菜を残しても、
気にかけない親も多いのではないだろうか。

 

加熱によって確かにビタミン C は少し減るが、
今では果物が豊富にあるし、
ビタミン C 添加飲料等も増えたので、
ビタミン C が欠乏することはまずないだろう。

生野菜は口当たりが悪いため、
あまり多く食べられない。

これが野菜の摂取量の減少をもたらしている一因であろう。

 

煮たり、電子レンジで調理したり、あるいは漬物にして、
野菜を多く食べさせる工夫が必要なのではないだろうか。

そうすると野菜類の脂肪含有量が少なくても、
αリノレン酸の摂取量が少しでも増えるだろう。

 

生野菜の場合そのままでは口当たりが悪いので、
一般にマヨネーズやドレッシング等で味つけする。

これが脂肪摂取量の増加の
大きな原因となっていることも、
頭に入れておくべきである。

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profile

トモ(30代半ば♂)

20代後半からボディセラピストとして活動。様々な健康学をシェアするため、当ブログを始める。

しかし30代で自らが皮膚病を患い、医者も治すことができず苦しめられる。その後、ある型破りの長寿健康法に出会い実践したところ、3ヶ月後にほぼ完治。

現在は、このブログ内で書かれているような断片的な知識は全て捨て、その希少でシンプルな世界唯一の長寿健康法のみを学び実践することで、風邪さえも無縁な健康生活を送っている。


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