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家畜の餌で狂った食肉のリノール酸/αリノレン酸バランス

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西部劇には必ずと言ってよいほど、
牛の群れを西から東へ牧草を食べさせながら
運ぶシーンが出てくる。

しかし現在のアメリカではこのような光景は、
ほとんど見られなくなった。

 

牛は小屋で、コーンや大豆を主とした
濃厚飼料によって育てられている。

そして、日本向けには特別に脂肪含有量を増やした
「アメリカ産の霜降り肉」が作られている。

 

コーンや大豆がアメリカの大規模農業で生産過剰となり、
また運送費が相対的に安くなってから、
日本の畜産業もずいぶん変わった。

すなわち、コーンや大豆が家畜の飼料に
ふんだんに使われるようになったのである。

これが食物連鎖の結果、動物性食品の
リノール酸/αリノレン酸バランスを悪くすることになった。

 

 

かつて脂肪の栄養を
飽和脂肪酸/不飽和脂肪酸で論じていた頃、
牛乳に多い飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸に変える目的で、
リノール酸の多いヒマワリ種子を多量に与えた実験があった。

そして予想どおり、
その牛乳は多量のリノール酸を含む結果となった。

 

これは肉に関しても、同じである。

オーストラリアから輸入された”牧草で育てた牛の肉”と
一般の市販の肉を比較してみると、
明らかに牧草と濃厚飼料で育てた牛肉の
のリノール酸/αリノレン酸バランスに違いがみられた。

もちろん牧草で育てた牛の肉の方が、
αリノレン酸を多く含んでいたのである。

 

鹿児島南方の島で野生化している牛の肉は、
多分もっとαリノレン酸系列が多いだろう。

 

すなわち、今の牛肉は昔の牛肉とは
リノール酸/αリノレン酸バランスからみて質的に違うのである。

 

 

しかし、αリノレン酸欠乏状態での飼育、すなわち、
現在行われている濃厚飼料による飼育の場合でも、
屠殺前の2~3ヶ月、αリノレン酸の豊富な餌を与えると、
リノール酸/αリノレン酸バランスからみた肉の質はかなり良くなる。

このようにして、
αリノレン酸含有量の高い肉類を生産するなら、
多少価格が高くても、十分需要があると思う。

 

 

霜降り肉よ、さようなら

肉類にしても魚介類にしても一般に脂肪含有量が高く、
しかもその大部分は飽和と一価不飽和の脂肪酸である。

したがって、とりすぎはこれら脂肪のとりすぎにもなる。

しかし、肉類は重要なタンパク源であるし、
これらの”うまさ”には勝てないので、
何かしら工夫が必要となる。

 

 

霜降り肉と赤身の肉の問題は、よく論議されている。

霜降り肉は柔らかく美味であるが、
それは脂肪が多いためなので、
栄養学的には危険と考えられる。

 

畜産業界が今でも霜降り肉に固執して、
生産を増やそうとしているのは、
私たち消費者が悪いのである。

私たちが買わないようにしない限り、
この傾向は改善されないことだろう。

消費者には脂肪分の少ない赤身の肉を、
美味しく調理する工夫が必要なのである。

 

 

リノール酸/αリノレン酸バランスからみると、
鳥獣肉類は比較的リノール酸系列に富み、
魚介類はαリノレン酸系列に富んでいる。

したがって、肉類を減らして
魚類を増やすのもひとつの選択肢となる。

 

しかし、タンパク源としての肉類はやはり重要なので、
全く肉類をやめてしまうというような
極端な選択は避けたほうがよいだろう。

というのは毎日100gの肉類を食べるとして、
それに含まれるアラキドン酸は0.3g 程度であるのに対し、
食用油やそれを使った油脂製品(マーガリン、ドレッシング、
マヨネーズなど)から一日平均10グラム以上という
ケタ違いに多量のリノール酸を摂取しているのが現状なのである。

アラキドン酸に比べて、
リノール酸の悪玉としての作用が5分の1だとしても、
なおリノール酸の影響の方が大きいのである。

 

そこで、タンパク源として肉類と魚介類と考えるときは、
なるべく魚介類を増やすという程度に考えて、
肉類を完全に除くということは考えないようにしたい。

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profile

トモ(30代半ば♂)

20代後半からボディセラピストとして活動。様々な健康学をシェアするため、当ブログを始める。

しかし30代で自らが皮膚病を患い、医者も治すことができず苦しめられる。その後、ある型破りの長寿健康法に出会い実践したところ、3ヶ月後にほぼ完治。

現在は、このブログ内で書かれているような断片的な知識は全て捨て、その希少でシンプルな世界唯一の長寿健康法のみを学び実践することで、風邪さえも無縁な健康生活を送っている。


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