正しい健康知識を身につけ、豊かな人生を送る。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

尿潜血反応陽性が出ても慌てて原因を追究しなくてよい

sponsored link

人間ドックでまったく異常のない人は、
例外的であるといってもいい。

そのうちの大半が尿潜血反応が陽性になった人か、
LDH(尿酸脱水素酵素)とよばれる、
血液の中の酵素がやや高い人で、
病的な意味のない異常が多い。

 

尿潜血反応の検査は感度が高すぎて、
尿の中が正常でも少し存在する赤血球が壊れれば、
陽性反応がでてしまう。

本来、尿の検査は、
尿を遠心分離機にかけて尿中の細胞を集め、
顕微鏡でみて判定すべきものであるが、
たくさんの人を短時間に検査する方法としては向いていないために、
テープに赤血球に反応する物質を付着させたものの反応を見る。

そのために、ごくわずかな変化もとらえることになり、
その中には病的に意味のないものまで陽性になることが多い。

 

尿潜血反応陽性ということが初めてでれば、
腎臓の造影撮影とか、量の細胞診といって
尿中に悪性の細胞がないかチェックすることになる。

健康診断では2割近くの人に陽性反応が出てしまう。

そのための再検査の費用は馬鹿にならない。

 

こういった検査は感度を上げるほど、
病気ではない人を陽性にしてしまう可能性がある。

そのために無駄な再検査が増えるし、
余計な心配をすることになる。

 

 

LDHも溶血といって、
採血したあとに試験管の中で赤血球が壊れれば、
見かけ上の数値が高くなることがある。

「これは意味のない異常です」、
そんなこと言われても心配になってしまうのが人間である。

 

検査にはいわゆるそういった人工的な異常、
テクニック上の異常のほかに、
正常値の設定自体が困難なものもある。

検査は検査項目数が増えるほどばらつきが大きくなり、
正常者が減り、再検査を受けるべき人が増えてしまう。

たくさん検査をした方が、
体の状態をよく知ることができると信じられているから、
人間ドックでは市町村の行っている健康診断より、
様々な血液検査を入れるので、
人間ドックでは異常と言われたが、
市町村の健康診断では正常であったということが起きる。

要するに、期待されるような完全な健康からは、
検査をすればするほど遠ざかるということになる。

 

 

胃のバリウムの検査では
「胃炎を認めました」と書かれることが多いが、
これは粘膜の年齢的な変化を見ていることがほとんどであるから、
内視鏡で診断を受けた場合とは意味が違う。

脳の CT や MRI の検査を受ければ、
「脳が少し萎縮してますけど、年齢的なものです」
と言われるのと同じような意味しかない。

 

しかし、検査を受ければそういった結果を聞くから、
年齢的な変化という捉え方でなく、
やはり病的な意味があるのではと思い込みやすい。

いくら医者が説明しても「どうして異常に出るのか」と
何度も医者を問い詰めることになる。

そこには自分の体は正常でなければいけない、
検査結果で常に正常値をとらねばいけないという、
検査データに対する誤解がある。

 

さらにほとんど健康診断では、自動的に結果がプリントアウトされ、
「再検査を受けてください」「大きな病院で詳しく調べてください」
という結果を突きつけられるので、病院に行かざるを得ない。

そんな「要再検」という結果を持った受診者がくれば、
腎臓の造影検査とか、CT による断層撮影などと
検査はさらに増えていく。

 

そこでは医者が「問題ありません」と説明をするより、
検査をしてしまった方が、
診断に自信と見落としがないという安心感が持てるのだ。

そこには検査をした方が病院の収入につながるという、
経営のことも当然考慮される。

 

尿潜血反応が、
最初から沈査とよばれる遠心分離機にかけることによって、
尿にでている赤血球の数が正常であると分かっていれば、
本来それほど詳しい検査は必要としない。

しかし、「何か大きな異常があるに違いない」という
患者の強迫観念を取り去るには、
そういった詳しい検査をするしかない。

短い診療時間では、検査をして受診者を納得させた方が早いし、
診療報酬も稼ぐことができる。

 

 

以上のように、半健康状態は日々作られている。

基準値や正常値がいかに想像以上に
漠然としたものであるかがわかれば、
検査結果に一喜一憂はしないであろう。

だがむしろ医者側は、
それを患者説得のための武器として使用してしまうから、
そこには患者の意見が入る可能性はない。

関連記事

ブログを書いている人


profile

トモ(30代半ば♂)

20代後半からボディセラピストとして活動。様々な健康学をシェアするため、当ブログを始める。

しかし30代で自らが皮膚病を患い、医者も治すことができず苦しめられる。その後、ある型破りの長寿健康法に出会い実践したところ、3ヶ月後にほぼ完治。

現在は、このブログ内で書かれているような断片的な知識は全て捨て、その希少でシンプルな世界唯一の長寿健康法のみを学び実践することで、風邪さえも無縁な健康生活を送っている。


スポンサードリンク