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【実験】αリノレン酸が不足すると視力が低下する

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αリノレン酸不足は、
視力を低下させることがわかっている。

 

生き物はなぜ、モノを見ることができるのだろうか。

網膜に光が当たるとそこで化学反応が起こり、
それに基づいて電気ポテンシャルの変化が生じる。

それが神経を伝わって脳に伝達される。

 

網膜には高度不飽和脂肪酸、特にαリノレン酸由来の
ドコサヘキサエン酸が多く集まっているので、
これらの脂肪酸が欠乏すると
網膜の機能に異常が生じるといわれている。

実際、必須脂肪酸欠乏症にすると、
網膜の反射能が低下するという報告が出されている。

そこでこの異常が、αリノレン酸欠乏に
よるかどうかのある実験が行われた。

 

 

αリノレン酸を使った網膜の反射能実験

網膜の反射能を調べるには、
心電図に似た網膜電位図を測定する。

ネズミをリノール酸の多いベニバナ油と、
αリノレン酸の多いシソ油で、
2世代まで飼育し、暗闇に順応させる。

そして強さの異なる閃光を当てると、
電気ポテンシャルの変化が生じ、
網膜の電位図を測定することができる。

 

実験では結果的に、
振り幅の大きさは食餌のαリノレン酸含有量に応じて、
シソ油食群、普通食群、ベニバナ食群の順に小さくなった。

つまり、網膜電位図の振り幅が
食物の脂肪酸によって影響を受け、
αリノレン酸が不足すると小さくなることがわかったのだ。

 

しかし、それがモノを見る能力に
どのような影響を及ぼしたのか、
ネズミの実験では解釈できなかった。

ところがその後、サルを使った実験が報告され、
αリノレン酸が不足すると視力が低下することがわかった。

 

目の網膜は脳や神経と同じく、外胚葉から発生する。

したがって、脳や神経の機能を高く保つ上で、
αリノレン酸系列の脂肪酸が
必須であることがわかったのである。

 

 

【補足】サルや人の赤ちゃんの視力はどう測るか

サルや赤ちゃんは、視力表を見て答えることができない。

ところがサルや赤ちゃんは、
動くモノを追って眼を動かす習性がある。

これを利用して、
白黒の縞模様の幅を次第に大きくしたものを使う。

この縞模様を動かし、
どの幅から眼を動かし始めるかを測定することによって、
視力を測ることができる。

 

 

視力低下は脂肪酸の不足によるものではないか

αリノレン酸不足で学習能が低下することがわかったのだが、
この実験では、明るい光と暗い光の識別を条件とした。

そして一方では、αリノレン酸不足で
眼の視力が低下することがわかったのである。

 

すると「視力の低下によって、
明るい光と暗い光を識別することができず、その結果として、
学習能の試験の成績が悪かったのではないか」、
すなわち、
「学習能そのものには脂肪酸による差がないのではないか」
という疑問が湧く。

しかしながら、学習能の実験で使った暗い光でも、
ネズミは充分、電位図のポテンシャル変化を示していて、
光として認識していることがわかった。

 

そしてネズミは夜行性であり、
むしろ暗い光のときに反応レバーを多く押していることがわかった。

このようなわけで、αリノレン酸不足は脳の学習能力と、
網膜の反射能(視力)の両方を低下させていると結論できた。

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profile

トモ(30代半ば♂)

20代後半からボディセラピストとして活動。様々な健康学をシェアするため、当ブログを始める。

しかし30代で自らが皮膚病を患い、医者も治すことができず苦しめられる。その後、ある型破りの長寿健康法に出会い実践したところ、3ヶ月後にほぼ完治。

現在は、このブログ内で書かれているような断片的な知識は全て捨て、その希少でシンプルな世界唯一の長寿健康法のみを学び実践することで、風邪さえも無縁な健康生活を送っている。


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