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脳神経に効果的なαリノレン酸とドコサヘキサエン酸

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以前行われた実験で、
αリノレン酸なしでも動物が3世代まで、
見かけ上正常に育ったことから、
αリノレン酸の系列は必須でないと考えられていた。

そして、αリノレン酸がリノール酸よりも数倍、
分解しやすいことから、
αリノレン酸を油脂食品から除く努力がなされていた。

 

しかし,αリノレン酸から作られるドコサヘキサエン酸が、
脳や神経組織のなかに多く見られること、
また食物中に僅かだけしか存在しなくても、
脳や神経組織に効率よく吸収されることがわかった。、

よって、脳や神経の働きにドコサヘキサエン酸が
必要なのではないかと考えられるようになった。

 

 

サルを使ったαリノレン酸の実験

サルに、ミルクのカゼインや砂糖、コーン油、
セルロース、ビタミン、ミネラルというような
精製飼料を長期に与えると、
皮膚の病変がみられ、神経症状が現れ、自虐性を示した。

しかし、コーン油にはリノール酸が57%も含まれているので、
皮膚に病変が現れるということは意外であった。

ネズミを使った実験の場合、
皮膚の病変はリノール酸で完全に治ったからである。

 

また、サルの場合、これらの症状が、
αリノレン酸の補給で完全に治ったという報告であった。

 

 

頭の良くなる脂肪酸

リノール酸が80%でαリノレン酸が1%以下のベニバナ油と、
リノール酸が13%でαリノレン酸が65%のシソ油を含む
精製資料をネズミに与え、その子を同じ餌で飼育して、
11週齢(中学生くらいにあたる)のときに
明度を識別する学習実験が行われた。

この2つの食用油は、リノール酸とαリノレン酸の
比率以外は組成が似ているという点で、
2つの脂肪酸の比較をするのに都合がよかった。

 

また実験では、普通食群も加えられた。

この普通食群のリノール酸は45%、
αリノレン酸は4%となっており、
シソ油食とベニバナ油食の間とみなすことができる。

 

詳しい実験のプロセスは割愛するが、
結果的に学習能はシソ油食群を与えたネズミが一番高く、
次いで普通食群、ベニバナ油食群となった。

 

 

シソ油には秘薬が入っているのか

「シソ油を与えた方が、
ベニバナ油を与えた方より学習能が高かった」
という結果が、アメリカでの国際学会で報告されたところ、
「シソ油には、αリノレン酸とは別に
”頭を良くする秘薬”が入っているのではないか」
という質問がされた。

 

そこで、シソ油の代わりに
ドコサヘキサエン酸の多い魚油および、
αリノレン酸をエチルエステルに変え、
同様の学習実験が行われた。

するとこれらの油もシソ油と同じく、
学習能を高く保つ効果がみられた。

 

したがって、学習能を高く保つのに有効な物質は、
シソ油の中の未知の成分(秘薬)ではなくて、
αリノレン酸系列の脂肪酸であるということがわかった。

これらの実験で
「αリノレン酸は、動物の学習能を高く保つ上で必須である」
ということが証明されたわけである。

 

 

脳の脂肪酸は摂取食物で変わってくる

食品中の脂肪酸が脳の脂肪酸に及ぼす影響は
以前から調べられており、
妊娠期(胎児期)と授乳期の栄養が
非常に大切なことがわかっている。

人間の脳細胞は、離乳期までにほぼ作られてしまい、
その後はほとんど数が増えない。

 

したがって、母親がどんな食物を摂るか、
どのような粉ミルクを与えるか、
どのような食物で離乳するかによって、
脳の脂肪酸が変わってしまい、、
それが脳の働きに大きな影響を与えることになる。

しかしながら恐ろしいことに、
いまの日本の食生活ではリノール酸系列が増えており、
αリノレン酸系列が減っている現状がある。

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profile

トモ(30代半ば♂)

20代後半からボディセラピストとして活動。様々な健康学をシェアするため、当ブログを始める。

しかし30代で自らが皮膚病を患い、医者も治すことができず苦しめられる。その後、ある型破りの長寿健康法に出会い実践したところ、3ヶ月後にほぼ完治。

現在は、このブログ内で書かれているような断片的な知識は全て捨て、その希少でシンプルな世界唯一の長寿健康法のみを学び実践することで、風邪さえも無縁な健康生活を送っている。


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