アルカリイオン水の効果~豚が健康になり肉の質が上がる
北海道の当別という厳しい環境の中で、
養豚業を営んでいる方のアルカリイオン水に関する
興味深い話があるので、今回紹介することにする。
豚にアルカリイオン水を与えたところ
その養豚場では、600頭の豚を飼育しているのだが、
ギリギリのところでやっているというのが現状である。
養豚業者には、お米のような保証はない。
時には、相場の関係で損をして売ることも少なくない。
だからこそ良い豚肉をつくり、競争に勝ち残らなくてはならない。
良い豚肉づくりは、
健康な母豚が健康な子豚を産むところから始まる。
豚は、114~115日の妊娠期間を経て、
年2、3回のお産をする。
お産は夜間から深夜に8割が集中し、寝不足になりがち。
「人が起きている時間に産んで欲しい」と思うがそうはいかない。
かといって、安全な豚肉にこだわる以上、
分娩促進剤で日中に産ませるなど断じてできない。
こうして生まれた子豚は、だいたい1年で母豚になる。
アルカリイオン水は、
良い豚肉づくりに大いに貢献してくれている。
以下に、豚に対するアルカリイオン水の効果を列挙しておく。
目に見えて発育が良くなった
以前と比較して発育が早く、生育状態もよくなった。
通常の出荷月齢は6~7ヶ月であり、
5ヶ月でも出荷できるが、肉は熟成していない。
人間でも13歳か14歳でブクブク太って体型だけ良くても、
大人でないのと同じである。
豚肉は以前は210日ぐらいが美味しかったのだが、
アルカリイオン水を使用してからは、
200日ぐらいで十分熟成する。
経済的には早期に出荷したいのが心情だが、
おいしい豚肉にこだわるため、
熟成するまで待つことにしている。
豚舎のにおいが非常に薄くなった
通常、豚舎といえば「臭い」イメージがあるだろう。
しかし、アルカリイオン水を使用することで、
豚舎特有のツンと鼻を刺すにおいはなくなった。
これは、豚が健康である証明である。
健康なので尿や糞の臭いは薄く、
豚舎も清潔になるということである。
アクが出なくなった
焼いてステーキにしたり鍋で煮込んだ場合、
豚肉はアクが出て当たり前である。
そのため高級なお店では、
アクをすくう係の人がいるはずである。
しかし、アルカリイオン水で育てた豚肉ではアクが出ない。
聞くところによると、健康な細胞ではアクが出ないそうである。
つまりこのことは、アルカリイオン水を飲んで
豚が健康になったことの証明である。
その他、消費者からの声
・嫌な肉の臭みがない。
・肉を焼いた後も柔らかい。
・包丁が簡単に中まで通る。
・霜降りがきれいに出ている。
・脂肪にも甘みがあり、とても柔らかくおいしい。
このように、アルカリイオンの効果が随所で出ている。